◆ トリートメントタイプのヘアカラーに含まれている「HC染料」ってナニ [調査結果]
白髪染め剤の成分表示を見ると、最後の方に人工的に加えた染料が書かれています。 LPLP(るぷるぷ)や利尻ヘアカラー**等のトリートメントタイプ・ヘアカラーに特徴的に含まれている着色成分が、HC染料というものです。 HC青2とかHC黄4と書かれています。 ここでは、HC染料の特徴を調べてみました。
◆HC染料とは?
現在使われているヘアカラーには、沢山の種類があります。 昔から多様されているのは「タール系色素」で、これは「赤色○号」や「青色○号」などと標記されています。 HC染料は、2001年4月の化粧品規制緩和により、新たに化粧品への配合が可能となったヘアーカラーリング用の新染料です。 従来の染料のように、毛髪のタンパク質と結合する作用はないのですが、分子のサイズが小さいので、キューティクルの隙間から入り込んで、毛髪の内部にくっついています。 天然染料の「ヘナ」も分子が小さい染料で、入り方はHC染料と同じです。
ヘアカラー用に開発された染料だから「HC染料」と名づけたんだろうと思って、調べてみましたが、まだ判明していません。 どなたかご存知だったら教えてください^^;。
◆HC染料の特徴
HC染料は、洗髪と共に徐々に落ちていきますので、毛髪での色持ちは3週間程度と言われており、カラーリングとしての持ちは悪いのですが、地肌につきにくいという特徴があって、これがヘアカラーにぴったりなんですね。 また、天然「ヘナ」の色素とは、くっ付きあってキューティクルの間に浸透するので、一緒に混合されている場合もあります。 ぜひお手持ちのヘアカラーリング剤の成分表示をご覧になってください。 使い方の理解が深まります。
◆HC染料を長持ちさせるには?
HC染料はキューティクルの隙間に入り込んでくっ付いているだけですから、洗髪と共に流出していきます。これをできるだけ長持ちさせるには、
ただし、どのみち生え際から白い部分は出てきますので、シャンプーに気を遣うよりは、定期的にトリートメントカラーで染めることに、エネルギーを使った方が良さそうです。
抜けていく色と入る色が、自然な感じのグラデーションを作りますし、もともと髪を傷めないトリートメント成分に重きをおいて作られているので、髪を傷めることなく、気楽に白髪染めができますから^^
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